木育に関心を持つ自治体、学校を対象に、「学校木育推進地域」を認定し、地域の特性に応じた総合的な取り組みを進め、継続可能な実践の支援を行っています。２８年度は埼玉、熊本の２つの自治体で学校木育推進宣言を実現、現在、他地域に協議継続中で、次年度以降の宣言につなげたいと考えています。また、熊本、埼玉の１２校に対して指導者派遣を行い、学校木育推進の支援を行いました。    

平成28年12月14日、中村正宏教育長によって高らかに学校教育における木育の推進が宣言されました。埼玉県比企郡川島町は県中央部に位置する森の少ない町です。「森を持たないからこそ、子どもたちに木や森との関わりを持たせたい」という中村教育長はじめ町内小中学校の熱意により、川島町の学校木育宣言は実現しました。平成29年1月には、宣言後初の取り組みとして、町内3校の1，2年生を対象とした生活科の体験学習「木を使った昔遊びの会」が実施されました。今後も林間学校における木育学習など様々な学年で、木と森を学ぶ機会を設け、川島独自の木育を進めていく計画です。

同町内小学校１校、中学校１校での木育推進を目指す。

埼玉県４箇所、熊本県８箇所の幼稚園、小学校、中学校に指導者を派遣しました。

昨年度までの成果、事例を積極的に活用し、整理した「木育キット」は、教材、指導プログラム等であり、指導者派遣とともに、実践に提供しました。