北本市では、北本市立南小学校において、2014年から森林、林業に関する学習活動を社会科の学習として取り入れ、地域の製材工場や住宅メーカー、大学等と連携しながら木育の活動に取り組んで来ました。また、学校のシンボルとしての松を活かした「松の木プロジェクト」を独自に進めるなど特徴的な活動を進めて来ました。教育委員会もこの学習を積極的に支援し、また市内の小学校への拡大を視野に入れています。今年度は北本市立南小学校において木育宣言を行い、継続的な学習を進めることにしました。

自由学園女子部中等科・高等科では2011年から、木造校舎の教室に合った木製の机と椅子の更新を、生徒自らの手で企画して進める取り組みを進めています。生徒たちは家具のデザインを木工メーカーから指導していただいたり、材料の出処を知るため、広葉樹の人工林に足を踏み入れて、森林の循環についても学んでいます。このプロジェクトを中心に、自由学園ではさらに木育を推進し、学園全体として定着させるために、木育宣言を行いました。

東京都港区では、港区環境課がすすめる「みなと環境プロジェクト」の一環として、木育プログラムの実施を進めています。今年度は６校で取り組まれており、次年度以降の継続が決まっています。木育宣言については次年度以降検討することとなりました。

熊本県小国町に引き続き、阿蘇市でも木育の推進を目指し、ものづくりを中心とした学習活動を実施しました。