今般の新型コロナウイルスの感染拡大は、我が国のみならず、世界中の人々の暮らしに大きな影響を与えています。学校が閉鎖となった子どもたちは、貴重な学び、そして体験を奪われ、この重苦しい日々を過ごしております。
そこで、私どもでは、そうした子どもたちに木育の体験を提供するべく、微力ながらWoodAid(ウッドエイド)の取り組みをはじめました。
私たちが取り組んでいるのは、協賛してくださる企業や団体から、端材や簡単なものづくりキットなどを提供、あるいは格安で購入させていただき、学童クラブ、教育支援センター、一部開放の学校で過ごすこどもたちに無償でお届けするという取り組みです。現在、1500名分のものづくりキット、材料を確保し、東京、埼玉を中心に教材等をお届けし、子どもたちに小さな木育体験の機会を提供しています。(写真はキット化作業に励む学生ボランティアさんたち)
現在子どもたちは、遊び、学び、体験に飢えています。学校のなくなったストレスに耐えてます。社会的に見ると、優先順位が低いのかもしれませんが、こういう時こそ子どもたちには学び、そして体験が必要です。楽しい思い出が必要だと思うのです。
もし皆さんのところで材料がある、今年度使った教材、ものづくりキットの残部がある、ということであれば、お近くの学童などに届けて頂けないでしょうか。学校にいったり、体験教室をひらいたりするよりも感染リスクは低く、学童、学校なども受け入れやすくなります。
もちろん、無理は必要ありません。できる範囲で、WoodAidにご参加いただければと思います。
*参加、協力団体(3/27現在)
NPO法人木づかい子育てネットワーク、埼玉木育ネットワーク、一般社団法人埼玉県木材協会、有限会社創林(きまま工房木楽里)、酒井産業株式会社、パワープレイス株式会社、優良教材株式会社、埼玉大学教育学部木材研究室、住友林業株式会社、社会福祉法人幸仁会 川本園、ナイス株式会社、認定NPO法人 芸術と遊び創造協会、株式会社京和木材、株式会社サカモト
*教材提供地域(予定を含む)
東京都江東区、大田区、北区、さいたま市、春日部市、北本市、所沢市、長野県池田町など
現在、準備をしているキットです。それぞれ用意できる数で集めていますので、各施設のリクエストにはお答えできない状態ではあります。